橘右門
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右門/活動記録-2
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  ●千代田区立九段中等教育学校/伝統文化講座(平成19年度)
 
   公立で全国初の中高一貫教育校で寄席文字の授業を担当。

    ある席で、『中高生にも寄席文字を紹介できないものか…』と話をしたのがきっかけで、
    ご縁が結ばれ実現した企画です。
  
    九段中等教育学校(都立九段高校に隣接)
の「九段自立プラン」総合的な学習の時間
    で日本伝統文化講座【 日の伝統文化(和楽器、茶道、華道、曲芸等)の後継者を招く
    ことで、自国文化を語れる人間の育成を目指します
/学校案内より 】が設けられて
    おり、その講師として要請されたものです。

    
ご担当の先生はじめご関係者の皆様のご高配に感謝致します。

   中学1年生〜3年生を対象に、5限・6限目を1回とし各学年2回ずつの講座です。
   
(選択制となっており、他には琴、書道、茶道、香道、篆刻、曲芸などが開講)

   2年生(6/15、22)、3年生(6/29、7/13)、1年生(10/19、26)


   ※報告公開は九段中等教育学校承諾済。無断転用はご遠慮願います。


2007年6月15、22日/2年生(11名)

『起立!礼、こんにちは!』
懐かしい授業開始の風景、教壇に立つのは名入り半纏姿の右門…。
中学生への初講義、少々お互いに緊張しながら始まったものの素直な生徒さんに救われ直ぐに打ち解けました。

 5限目は、パワーポイントとプロジェクターを活用し資料、画像を用いて寄席文字の概要、寄席(末廣亭)の風景を紹介しました。
 6限目は、いよいよ実演。生徒さんから希望の文字をいただき筆耕実演。
一画目から驚きの声。書き上げると『かっこいい〜!』との声。
生徒さんは皆、地元の江戸っ子。
頼もしい後継者?伝統文化講座開設に納得した初日でした。







2回目(6/22)は実技。5限、6限目全て筆耕体験としました。
先ずは皆さんのお名前をお手本として実演。
その後いよいよ寄席文字に挑戦。熱心に取組んでいただきました。終了間際『先生〜、はまったよ〜。もっとやりたいな〜』の声。デザイン性の高い寄席文字が生徒さんに素直に受け入れられたようです。嬉しい瞬間でした。
                                                 撮影/2007-6-22

2007年6月29日、7月13日/
3年生(13名)




3年生も同様のカリキュラムで行いました。

末廣亭の画像を写し出しながらの筆耕実技。
やはり皆さん書き始めると集中して熱心に寄席文字に挑戦していました。


生徒さんが書き上げた文字、驚く程バランスがいい。素直な心がそうさせるのかも知れない。中学生にしっかり指導したくなる気持ちに駆られる。将来寄席文字を伝承してくれる書家が生まれる可能性は大きいと実感した瞬間でした。
熱心に取組んでいただきました。席の座り方が愉快でした。
                                                 撮影/2007-6-29

2007年10月19日、10月26日/
1年生(16名)




いよいよ最後の学年、1年生の授業となりました。授業として寄席文字を教えることにようやく馴染んできたところでしたが…。  

参加生徒も最も多く、寄席文字を選択していただいたこと嬉しく思います。 

先回同様
 1回目(19日):解説と筆耕実演
 2回目(26日):実技
としました。
1回目筆耕実演で、生徒さん全員のお名前を次回(2回目)のお手本して書く。毎回のことながら「すげー!」「かっこいい!」と初めて目にする寄席文字筆耕への気持ちを素直に表わしていただけました。デザイン性の高い文字故、基本筆法をもう少し時間を掛けて習得してもらえることができれば、より楽しく、有意義な講義となったのではと感じました。1年生から3年生までの全講義を無事終了し、当初の中高生に寄席文字を紹介したいとの思いは叶えることができました。更に中高生が素直に受入れていただけた喜びも感じました。落語の世界の独特な文字であることを認識しつつ、寄席文字の持つ造形美、余白美、デザイン性は、幅広い年齢の多くの方に楽しんでいただけるものであることを実感させていただいた講座でした。今後の寄席文字を考えるにあたり貴重な時間と経験であったと思います。お陰さまで多くの事を学ぶことができました。
またこのような機会があれば伺いたいと思います。
                                                                撮影/2007-10-26

今回の機会は、当方の思いをお受けいただき関係各署にご照会いただいた文化庁のSさん、それをご快諾いただき、多々ご配慮、ご準備をいただいた九段中等教育学校のA先生はじめ多くの先生方、ご関係の方のご尽力のお陰で実現できました。改めまして感謝と御礼を申し上げます。


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